Evil Dolce

* AriaLien Sub BLOG *

◆Evil Dolceは樹野花葉(キノハナハ)の過去の作品を更新しているブログです。
◆不思議要素のある恋愛物語をメインに綴っています。
◆ブログ内の記事・作品の無断転載・コピーを禁じています。

恋する贄

恋する贄 1話





この世に神仏なるものが存在するというのなら、どうか我の望みを叶えたまえ!

どうか…

どうか愛おしいあの方と、来世でも繋がる事が出来る様にと

この世では叶う事の出来なかった幸せな未来をあの方と共に描く事の出来る世界で共に生きていける幸福を我に!

其の願いが叶えられるのなら我はどのような責め苦にも耐えられるだろう──




(あぁ…もう一度だけ逢いたかった…)

今際の際、想うはあの方の事だけ

愛おしいわたしだけのあなた

決して…

決してこの気持ち、来世でも忘れる事のない様に我は我を供物に呪う

(わたしはあの方以外の者とは決して交わらぬ)


──ソノネガイ、キキトドケタ──


(…)

意識が遠のくと共に何処からか聞こえた声に甘やかな官能を感じた

(わたしの願いは叶えられるのだろうか…)



其処で全ては暗黒に包まれた───















「無理」
「………え」

其の瞬間、ふわりと私の間を生温い風が通り抜けた。

「女と付き合うとか…無理だから」
「…」

呟く様に其れだけを云って彼はあっという間に私の前からいなくなってしまった。

「…」

其の場にただひとり残された私はただ茫然と立ち尽くすしかなかった。


奥山 羽衣(オクヤマ ウイ)17歳。

初めて恋をした人にあっさりとフラれてしまいました。


「はい、ご愁傷様」
「!」

いきなり聞こえた声に一瞬にして我に返った。

「いやぁ~見事な玉砕ぶりだったなぁ~」
「け、けんちゃん?!な、ななななんで此処にっ」
「なんでって見守っていてやったに決まっているだろう?可愛い子分の一世一代の告白。親分として見届けてなくてどうするよって話」
「子分って…親分って、もう!子どもじゃないんだから止めてよね、そういうの」

好きな人にフラれたばかりで落ち込んでいるところに、そんな軽薄な言葉を投げ掛けて来る幼馴染みについカッとして私は思わず殴りかかった。

「おっと」
「!」

勿論私のへなちょこな拳はあっさり交わされ、反対にギュッと腕を捕られてしまった。

「まぁ落ち着けって」
「あっ」

羽交い絞めにされながら、首筋にチュッと唇が押し付けられた。

「け、けんちゃん」
「全く…おまえはいつでも報われないのな」
「? 何」
「…」

急にトンッと体を離され、体が自由になった。

「今夜、部屋行くから」
「…なんで」
「仕方がないから慰めてやんよ」
「…」

掌をヒラヒラとさせながらけんちゃんは私の前から去って行った。

「…」

先刻けんちゃんの唇が押し当てられた首筋をそっと撫でる。

(…いつもこういう事するんだから)


物心がついた頃から私の傍にいた近所に住む幼馴染みの黒幸 眷蔵(クロサキ ケンゾウ)はいわゆるガキ大将だった。

体が小さく泣き虫だった私はけんちゃんのある意味遊び相手として恰好の餌食になった。

いつも意地悪をされ、泣かされ、酷い目に遭った。

だけど不思議とけんちゃんに苛められる事に対して私は本気で嫌がる、逆らう事が出来ないでいた。

其れは一方的な意地悪ばかりじゃなく、ほんの一握り感じる優しい気持ちを垣間見てしまう事があるから。

そんなけんちゃんに抱くのはただの友達や意地悪な幼馴染みといった様な形容詞じゃなくて…

(何といえばいいか解らない立ち位置にいる人…)

一瞬頭の中がけんちゃんの事でいっぱいになった私だったけれど、徐々に込み上げて来る失恋の痛手はやっぱり拭いきれなかったのだった。

kaben
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恋する贄 2話



一目惚れだった。

高校の入学式の日、桜が舞い散る中で彼を初めて見た瞬間、私の心臓は鷲掴みされた。

背が高い事や、切れ長の涼やかな目元や形のいい唇──そんな姿形の造形の美しさもさる事ながら、私が目を奪われたのは彼の持つある種独特のオーラ──郷愁感だった。

勿論目に見えるものじゃない。

ただ感じただけ。

初めて逢ったのに初めてじゃない。

何処か懐かしささえ感じた甘く切ない疼きが私の心をギュッと締め上げたのだ。

残念ながら同じクラスにはなれなかったけれど、友人を通して色々な情報をもらった。

一目惚れした彼は、古城 利久(コジョウ リク)という名前で、中学時代剣道で県の大会に出場して2位になった事もある剣豪で、寡黙なイメージで近寄りがたい印象がある反面女子には人気が高いとの事。

其の他にも様々な噂や憶測で囁かれている話をひっくるめても、到底私の手の届く様な人じゃないという事が解り過ぎるほどに解って、1年生の間はただ遠くからジッと見つめるしかなかった。

だけど2年生になって古城くんと同じクラスになったのをきっかけに不遇の1年生時代とは比べ物にならない位幸せな毎日を過ごすようになって…

其れと共に古城くんに対する気持ちはどんどん膨れて溢れて来てしまって、とうとう根性なしの私が思い切って放課後の校舎裏に古城くんを呼び出し、一世一代の告白した──という訳だったのだけれど…




「う…うぅ…」
「ほれ、ティッシュ」
「ん…ぐしゅ」
「おまえ、俺の前で平気で鼻かむとか相変わらずだよなぁ」
「…何、今更」

けんちゃんが差し出したティッシュで思いっきり鼻をかむなんて今に始まった事じゃない。

私が古城くんに玉砕した現場を面白可笑しく見学していた幼馴染みのけんちゃんが慰めてやると云って私の部屋に上がり込んでから小一時間。

散々古城くんへの気持ちを泣きながら吐き出している私を、けんちゃんはお菓子をつまみながらだたジッと訊いているだけだった。

うちは父子家庭だった。

母は私が小学生の時病で他界した。

以来、証券マンの父と二人暮らし。

仕事が忙しい父は、表向きは頼もしく見える近所の幼馴染みのけんちゃんに私の面倒を見てくれる様にと頼んでいた。

つまり父から見たけんちゃんは、私の兄の様な立ち位置にいる人だった。

(兄…そんなイメージじゃないと私は思うけどね)

私にとって何者にも形容しがたいけんちゃんの存在は、恋愛というカテゴリからはもっとも遠くにいる人である事は確かだった。

「おまえさ、なんで急に古城に告ろうって思った訳?」
「…え」
いきなりけんちゃんが呟く様に云った。

「2年になってから俺も同じクラスになっておまえと古城の事黙って観察していたけどさ、この半年、古城はおまえどころかクラスの女子全員とほぼ関わりゼロって感じだし、おまえだってただのストーカーよろしくジッと古城を遠くから見ているだけでよぉ、そんな状態なのになんでおまえはいきなり告白なんて暴挙に出たんだ」
「…」
「告白なんてさ、意気地のない根性なしのおまえにしたらものすごい勇気だったんじゃないのか」
「…うん、そうだよ」
「…」

けんちゃんが疑問に思うのは当然だと思う。

ただ、同じクラスになって1年生の頃より毎日間近に古城くんを見つめられるだけで幸せだった。

古城くんの周りには女の子が沢山寄っていたけれど、どんなに可愛い子だって古城くんは見向きもしなかった。

女の子にモテている古城くんを見ていたら、彼を独り占めに出来る女の子ってどんな子なんだろう?

彼に一途に愛される幸せな女の子は誰なんだろう?

そんな事を考える様になって…

いつからか古城くんの其のたったひとりの女の子に私がなれたらいいなって図々しく思う様になった。

だけど同時に

影の薄い私がいつまでもただ黙っているだけじゃ古城くんに好きになってもらえる訳がないなと思う様になって…

夢を叶えるには私自身が勇気を出さなくっちゃ駄目なんだと思ったから…


だから──


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恋する贄 3話



『ずっと…す、す、すす好き、でした』
『…』
『今も、好きで…こ、これからもずっと好きで…』
『…』
『よ、よかったらあの…わ、私を…私、を彼女にしてください!』
『…』
『…』
『無理』
『………え』
『女と付き合うとか…無理だから』





「わぁぁぁぁぁぁー」
「!」
こっぴどくフラれた場面を思い出したらまた泣きたい気持ちが盛大に襲って来た。

「やだぁ…やだよ…」
「…」
「諦めるなんて…出来ないよぉ」
「…」

初めて好きになった人。

どうしてそんなに好きなんだって聞かれたって解らない。

カッコいいから──そんな陳腐な理由だけで好きになったんじゃない。

こんなに心から、魂から惹かれた人は生まれてこのかた古城くんしかいない。

「好き…好きなの…」
「…」
「どうしたって好きなの」
「……」
「古城くんしか…私は…」
「──はぁ、仕方がねぇな」
「…え」

隣にいて、ジッと私の喚きを聞いていたけんちゃんがいきなり動いた気配がしたと思ったら、私は私自身が浮いた感覚がして驚いた。

「よいしょっと」
「! な、何?!」

私はけんちゃんにお姫様抱っこされていた。

そしてもっと驚いたのはそっと下ろされたのがベッドの上で、けんちゃんが私に跨った事だった。

「な…何…けんちゃん…」
「…」
「けんちゃ──」

上からジッと私を凝視していたけんちゃんがいきなり私にキスをして来た。

「んっ、んんっ!」
「…」

けんちゃんが私に対してちょっとエッチなスキンシップを取って来た事は何度かあった。

其れこそ先刻の首筋に唇を当てられる事に始まって、胸を揉まれたり、腰に手を回したり、お尻を撫でられたり…

其れ等はけんちゃんなりの私への嫌がらせの一環だとずっと思って来た。

だって今まで今日みたいなふたりっきりの空間に居ても、けんちゃんが本気で私が厭がるような性的な意味合いを含んだ行為はなかったから。

けんちゃんにとって私はあくまでも子分であって、出来の悪い妹分であって、情けないクラスメイトぐらいの存在なんだと思っていた。

私もそうだった。

けんちゃんに恋愛感情は一切ないし、湧かなかった。

血縁関係とか友達関係とか、そんな目に見える、言葉で当てはまるものなんかじゃない、もっと違った意味で深い絆がけんちゃんとの間にはあるのかな、と思っていたけれど…

「け、けんちゃ…や、止め──」
「羽衣、古城なんて止めて俺の女になれ」
「!」

其れは私にとって衝撃の言葉だった。

「な…何云って…」
「おまえは気が付いていなかったかも知れないけどな、俺はずっと昔からお前の事が好きだったんだよ」
「!」
「おまえを苛める事で気を引こうとしていたガキみたいな男なんだよ、俺は」
「…そ、そんな…」

(けんちゃんが私を?)

まさか…そんな事──

「羽衣」
「! あっ」

もつれ合っている間に私は着衣を乱され、けんちゃんの目の前に小ぶりの胸を曝け出す格好になっていた。

「やっ!み、見ないでぇ」
「…羽衣」
「!」

胸に生温い柔らかいものが這った。

「あっ!あっ…」

けんちゃんの舌が執拗に私の胸を嘗め回している感覚。

初めての感覚に先刻から背筋がゾクゾクして堪らない。

「やだ…やだ、止めて…」
「止めない」
「え」

私を見下ろしたけんちゃんの声と顔は、今までのけんちゃんのものとは全然違うものになっていた。

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恋する贄 4話



「け…んちゃ、ん?」
「約束を忘れたか」
「…約、束?」

けんちゃんが少し私から体を放し、私を見下ろしたまま続けた。

「おまえは俺と契約した」
「…契約?」
「そうだ。この世の契約ではない。前の世の今際の際でおまえが俺を呼び出し、俺と契約を交わした」
「…」
「覚えていないか」
「…何を…云っているのか解らないよ」
「……」
「けんちゃん…が、何を云っているのか…」

私は急に変わってしまったけんちゃんの様子に驚き、戸惑い、そして訳の解らない焦燥感に襲われてまともな思考が出来なくなっていた。

「けんちゃん…」
「…」

今起きている事の理解が出来なくて、私はただ泣くしかなかった。

「──人間とは忘れる生き物、か」
「…え」
「そうか、そうだな。人間とは新たな肉体を得る際、前の記憶をリセットする事で新たな人生を歩み易くしているのだったな」
「…」
「ただ、魂の記憶だけは決してリセットする事は出来ない──なんとも不思議な生き物だ」
「…」

けんちゃんの其の言葉は、まるでけんちゃん自身が私と同じ種類の生き物ではない事を示すものだった。

「面白い。全てを知ったおまえのこれからの態度、行動、思考、其れ等全てに俺は興味がある」
「…けんちゃん、何を…云っているの」
「話してやろう。おまえが背負った苦難の契約を」
「…」
「今、奥山羽衣として生きているために支払った対価がどの様なものか──全て話して解った上で俺はおまえから報酬をいただこう」
「報酬?」

其の言葉に訳もなくゾクリとした。

私には何の覚えもない約束、契約。

──そして

(けんちゃんへの報酬?)

「其れは…私は知らなくっちゃいけない事、なの?」
「別に知らなくてもいいが、何も知らないままじゃおまえは黙って俺に抱かれてくれないんだろう?」
「! だ、だだだ抱かれって」
「なんだ、ストレートに云った方がいいか?セック──」
「止めて!わ、解ったから」
「ふっ、初心(ウブ)だな」
「~~~」

ほんの一瞬、私のよく知っているけんちゃんに戻った様な口調が聞けてホッと安心したのもつかの間、またすぐにけんちゃんはガラリと雰囲気を変えてしまった。

「いいか、羽衣。俺との契約は絶対だ」
「!」
「俺はおまえの願いを叶えた。だから其れに見合うだけの報酬をいただく」
「…」
「話の道理は解るな?」
「わ、解る…けど」
「反論は俺の話を聞いてからにしろ」
「!」

酷く冷たい言葉を投げ掛けられた。

闇雲に否定的な言葉を叩くな──そう暗に云われているようだ。

(どうして…どうして急にこんな事に…)

古城くんに告白をして、振られて、愚痴った相手がけんちゃんだった。

ただ其れだけのはずだったのに…

(なんでこんな事に)


意味が解らず頭は混乱しているこの状況だけれど、今、この瞬間けんちゃんから真実を聞かされるのには意味があったのだと、後々知って納得する私がいるのだった。

kaben
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恋する贄 5話



「俺とおまえの契約は、おまえの前の世──つまり前世のおまえと交わされた契約だ」
「前、世…?」

けんちゃんがベッドに座る私の横で、同じく腰かけて其の長い手足を投げ出しながら話し始めた。

「前世って信じるか?」
「其れって…輪廻転生って事?」
「流石お釈迦様の国だ。信じるか?」
「…よく解らない」
「そうか。まぁおまえが信じようが信じないだろうがどうでもいい事だけど、今のこの現状においては信じろ」
「…」

漫画や物語の中ではよく扱われる題材だけど、所詮作り物の世界の事だと、そうとしか思えない状況。

信じるか信じないかと聞かれれば正直答えるのに困ってしまう。

「おまえの前世は今のこの時代よりもうんと昔。詳しい時代に関しては知らなくてもいいけど、日本とは違う、西洋文化が栄えていた世界で生きていた」
「日本人じゃないんだ」
「違う、ついでにいうと前世のおまえは女じゃなく男だった」
「! えぇ、そうなの?!」
「そうだ──おまえが男だったから今度は女にした」
「どういう事?」
「前世のおまえは道ならぬ恋をしていた」
「…其れって」
「おまえが愛した相手は男だった」
「────は?」





え…っと


其れって…つまり──


「おまえは今でいうBLだったという事だ」
「!!!!!」

(えぇぇぇぇぇぇ──?!!)

「な…なっ」
「別に其れほど驚く事ではないだろう。別に今時珍しくもない」
「や、ちょ、ちょっと…私…お、男…で、男の人を…」

余りの衝撃的内容に頭が回っていない。

男同士の恋愛だなんて、そんなの今だって見た事も知ってもいないって状況で…

(何も想像出来ないんですけどぉぉぉ──!!)

「パニくっている処悪いが話、続けるぞ。で、おまえがいた前世では同性愛者に対しては厳しい取り締まりがあったんだ。其れこそ魔女狩りよろしく、見せしめの様に同性愛者を見つけては片っ端から迫害していた様な時代だった」
「え」
「当然、おまえの道ならぬ恋も白日の元に晒され、拷問紛いの尋問をさせられた」
「そ、そんな」
「相手の名前を云えば死刑だけは逃れさせてやるという役人の言葉に頑として首を縦に振らなかったおまえは」
「…まさか」
「最後の最後までおまえの心には愛おしい男への思慕があった」
「…」
「おまえは相手の男を命を懸けて守ったんだ」
「…」
「羽衣…」
「……あ」

何故か解らないけれど、私は涙を流していたようだった。

「…其れは…本当の事…なの?」
「俺が嘘を云う訳がない」
「……そ、う」

泣く理由なんて何一つ思い出せないのに…

涙は止まる事無く、後から後から静かに溢れる様に流れ落ちた。

「…けんちゃん…止まらないよ」
「させたい様にさせておけ」
「…」

けんちゃんの其の言葉はちょっと変だなと思った。

私の体なのに…

まるで私の体じゃないみたいだ。

私の意志とは関係なく目から涙が流れる。


(…あぁ、そうか)


これは私の心が…


魂が泣いているのだとなんとなくだけど解ったのだった。


kaben
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