思えば処女を抱くのは初めてだったのかも知れないなとぼんやり思った。


「あッ、あ…アぁぁぁっ」
「ふっ…んんっ」

たっぷり前戯を施し、トロトロと秘部から愛液を漏らして来た頃合いを見計らって俺は自身を挿入れていた。

ヌチャグチッと濃い粘着質の音を響かせて、俺のモノは徐々に姫様の熱く潤った秘所に挿入り込んで行った。

「あ…あッ…ぃタ…痛…痛っ」
「んっ…我慢して…俺も…結構痛い」

グッグッと押し進めながらお互いが涙や汗やらでぐちゃぐちゃだった。

(セックスって…こんな感じだっけ?)

いつもはスムーズに挿入れて何度か腰を振れば女の方が勝手にイってしまって其れで終わりだった。

特に気持ちのいい事なんて感じずに…

だから俺は一度も女の中で射精した事がなかった。



「あぁぁぁ、あっあァァ!」
「んっ、あ…」

奥底にモノがギュッとハマった気がした。


「…挿入った…全部」
「ヒっ…ひぃッく…」

姫様は泣いていた。

(そんなに痛いのかな)

だけどそんな姫様の素の仕草は俺の性欲をより一層盛り上げる。

泣いている女を冒す事にゾクゾクするなんて

(俺は結構酷い奴なのかも知れないな)

自分自身の隠れたサディスティックな部分を新たに見つけて、其れがまた快楽へ一役買っている様で可笑しかった。


「ひゃっ、アッあっあァぁ」

俺が激しい腰の動きを始めたと同時に姫様は今まで以上に痛みを孕んだ喘ぎ声を出した。


擦れて捩る感覚が何ともいえない快感の波となって俺を襲おうとしていた。

「あ…あっ…嘘…気持ちい…」
「ひャぁ…あッあっアっ」

思わず漏れ出た快楽を示す言葉を吐きながら俺はただ苦痛の表情で喘いでいる姫様の中を何度も何度も抜き差しする。

ジュブジュブという音と共に吐き出される泡立った液がほんのりピンク色をしていた。

(出血、しているのか)

破瓜の血を確認して俺の中には益々支配欲というものが競り上がって来た。

(この女を手放したくない)

そう強く思う様になってしまった。


やがて

「うっ!」
「あぁぁァァぁ!」

きつく締められた瞬間に俺のモノから有り得ないほど大量の精液が姫様の中に放出された。


「あ…アッ、あ…」
「…」

ドクドクと止まる事無く出続ける感覚が何ともいえなかった。

(違う…ひとりで出す時とは全然違う)

其の感覚は一度知ってしまったら病みつきになりそうな感覚だった。



ずっと中に挿入れておきたい気持ちがあったけれど、やがて萎えてしまった俺のモノは自然と外れる様に姫様の秘所から出てしまった。


「…」

未だに放心状態になっている姫様の事が心配になった。

「…あの…姫様?大丈夫…?」
「…」

何も云わないから少し不安な気持ちになった。

けれど

「…だ、ぃ丈夫だ…こ、こレで…薬ヲもらえるのナら」
「…」

ありとあらゆる処が濡れている彼女がゆらりと上体を起こし、より一層濡れている双眸を俺に見せ、キリッと引き締まった表情で云った。

「…薬ヲ…薬ヲ、わらわに渡シて欲しイ」
「…」

この姫様は本当に使命感に燃えていた。

見知らぬ星で得体の知れない男に処女を奪われ、痛い目に遭ったというのに…

自分に架せられた使命は俺みたいなズルい男からの凌辱くらいでは忘れなかったのだ。

(──なんだか…ムカつくなぁ)

どうして俺がそんな感情を持ったのか。


其の時は全く解らない俺だった。


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